「ハワイ島の山々」カテゴリの後日談

本カテゴリー、最初のうちはハワイ島の主な山を紹介するくらいで終わろうと思っていたが、段々マウナロアに話題が集中してしまった。幸い、意中の世界一大きな火山、マウナロアには登頂できたが、結局のところ、主要5山のうち、マウナロアと世界一活発な火山、キラウエアの二山のみ登頂できた。マウナケアは登りたかったが断念。フアラライは業者都合で中止。コハラ山脈は、結局どのように頂上に登れるのかが不明のままである。

マウナロアの気象観測所から山頂に至るルートは、事前にしっかり調査したこともあって、ほぼ予想とおりに登れた。Mクー自身が驚いたが、Google Earthの高解像の衛星写真が登山ルートをカバーしていると、ちょっとした地形図よりもGoogle Earthのほうが登山の役に立つことが分かった *1 。残念ながら、日本の山はまだ低解像度だが、そのうち高解像度になるかもしれない。

マウナロアの登山ルートは、現在('06/8)時点では正しい情報だと信ずる。また、旅行記に書いたMクーの登山記録も正確だと思うが、これらの情報はあくまで、一登山事例に過ぎない。ルートが引きなおされることもあろうし、来週、マウナロアが噴火するかもしれないし*2、Mクーがもう一回登っても、天候や体調次第では全く違った登山になるかもしれない。本ブログの情報を参考にして登山される方は、その時点での情報をしっかり入手してできるかぎり安全に登山してください。

職場では、あまりハワイ島の話はしていない。どうも「南の島に行ったという話だが、焼け方が変」と思われているようだ。2,3人に「山に登りました」と言ってみたが、そもそも、ハワイに登るべき山があること自体を知っている人がいない。ある人には「ハワイ島には世界一の山が...」と説明しかけたが、「またまた、Mクーさん、からかわないで下さいよ」といった感じで相手にされなかった。口惜しいけれど、それが現実。マウナロアが「安全な噴火」を開始すればニュースになるだろうから、そのときまでしばしの我慢じゃ。いつになるやら。(ちなみに、下の写真のマウナロアも日本では無名だった)

*1:もっとも、マウナロアの場合は、等高線はあまり意味がなく、溶岩流が目印になるので衛星写真が役に立った面もあり

*2:実際、マウナロアの'84の噴火は突然だったらしい。それ以降、長い休みに入っているのも事実